基本的にOSCとなれば、iPhoneのTouchOSCというアプリケーションを僕たちは使用しています。
















今回もこれで余裕でしょ!と思っていたら、全然うまく行かずにはまってしまいました。何故かというとTouchOSCでの数値は基本的に0.〜1.の値でしかないのです。オン/オフは0か1ですが、連続的な数値は0.1とか0.25という値になります。そうなると受け手側で、その値を変更する必要があるわけです。
Max/MSPだとscaleオブジェクトを使用したり、TouchDesignerだとMathオブジェクト、QuartzComposerだと何だろう?MathとかJavaScriptとかで変更するのでしょうか?確かそんな感じでしたが。。
SynVisum(シンビジューム)はあくまで受けるだけで、値をスケーリングすることができません。なので、送り手側の値を変更しないとNGなんです。そこで、TouchOSCは消えました。。好きなんですけどね。。
他にもMrmrとかRemokon for OSCとか考えた訳なんです。特にRemokonなんてかなりいろんな事ができて惹かれました。
ただ、送り手側の数値をこれらのアプリケーションは変えられなかったのですが、iOSCだけは変更することが可能でした。こんなアプリです。

なので、iTunesからダウンロードして設定をすることに。
数値はintとfloatが選択できるので、単純にシーンを変えたいときはint型で整数値の最小値・最大値を設定します。連続的なパラメータも0〜127という数値を設定してあげればスライダーで変化させる事が可能です。
今回は単にシーンを変更するということで、int型しか使用しません。スライダーの部分はまた今度ブログに掲載することにします。
ただ、これがなかなか大変だった訳です。。
OSC設定でもかなり時間がかかりましたが、SynVisum(シンビジューム)も時間がかかりました。結構良いものだと思うんですが、設計がちょっと不親切な感じで。。
ゴングさんにいろいろ質問して、すこしずつ片付けていった次第であります。
そのあたりざっと説明したいと思います。
シンビジュームを起動して、ファイルメニューから新規を選択します。
すると表示用のウインドウが表示されます。
これがちょっとあれなのですが、この表示用ウインドウの下にコンソールがあるんです。。
これ初めは分からないんですよね。。って前のレビューにも書いてましたね。
このコンソールウインドウには、素材を置いていくんですが、このサイズだと小さいので、ドラッグして大きくします。さらに、コントロールメニューが表示されていないので、マウスを右側に持って行ってそのメニューを引っ張り出します。
これもわかりにくいです。。マウスカーソルの形が変わるので、その状態で左に持って行きます。
最後の一つを配置します。
今回は3つのファイルを配置して、それぞれの動画が再生されるシーンを1/2/3と設定します。
ただ、シーンを配置していくと数値は0から開始されるので、実際はシーン0/シーン1/シーン2となります。
シーン0は炎の映像だけが再生。
シーン1はオーロラだけが再生。
シーン2はゴールドのフレアだけが再生。
というようにシーン設定をしたいと思います。
あと、常にループさせたいので、それぞれの素材のところにある繰り返しチェックボックスはオンにしておきます。
炎の出力カーソルだけを最大にして、シーンメニューより
「シーンを新たに保存」を選択します。

すると、右側にボタンが表示されます。今回は5秒でこの状態になるように設定しています。
試しにカーソルを最小値にして、ボタンを押すと5秒で最大値になります。
続いて、二番目の映像を最大値にして、残り二つのカーソルを最小値にします。
それから「シーンを新たに保存」を選択します。
三番目の映像に対しても同様の操作をして、シーンを3つ用意します。
ここでOSCの設定をします。
制御メニューから「OSC入力を使用」を選択します。

「OSC入力」ダイアログが表示されるので、UDPポートにポートナンバーを設定します。
他とかぶらない数値を設定します。大体8000とかになってますね。

さらに制御メニューから「シーン制御」を選択します。

「シーン制御」ダイアログの制御器から、「OSC」を選択します。


ここに"/scene"で選択。と書いてあるので、このメッセージをiOSC側で設定することになります。
iOSCとシンビジュームのやりとりを行うためにMacOSのネットワーク設定を確認しておきます。
同一ネットワーク内にMacとiPhoneが繋がっている場合、EthernetかAirMacで繋ぐことが可能です。ネットワークがない場合はAirMacでMacをサーバーにしてしまった方が良いです。
以前にPavlov's dog Installationで行ったように外部での作業とかですね。
以下の写真はEthernetの場合。ここのIPアドレスをメモっておきます。
AirMacの場合はこんな感じです。この下の詳細ボタンを押してIPアドレスを確認します。
表示されたIPアドレスをメモっておきます。
マスターとなるMacのIPアドレスをネットワーク設定で確認できたら、iOSCの設定を行います。
iOSC起動後に幾つかパターンが選択できるので、今回はボタンだけの設定を選択しました。
(幾つかセットは保存できます。)

今回名前は「OSC_TEST」と設定しました。

設定が終わるとこんな画面が表示されます。

右上のEditボタンを押すとそれぞれのボタンの左上に変更可能なボタンが表示されるので、
それをクリックします。

すると
info/button on mes/button off mes/host
と四種類の設定ができるので、info以外の設定をすることにします。

button on mes/button off messはどちらかだけの設定でも良いのですが、
押したときと離れたときの設定が変わると面倒くさいので、
同じ設定をすることにします。
OSC Messageには先ほどのシンビジュームにあった/sceneの文字列を入力します。
Value Typeには整数値を入力するので、intを選択します。
Valueには実際の値を入力します。
写真はbutton on mesで、値を1(シーン1)にしています。

同様にbutton off mesで同じ設定をします。button on mesを設定していれば、Copy fromのOn mesボタンを押すと同じ値が入ります。少し楽ですね。

最後のhostには、マスターとなるMacのIPアドレスを入力します。
Hostネームは名称です。IP AddressはMacのIPアドレス。ポートはSynVisum(シンビジューム)で設定したUDPポートナンバーの8000を設定します。
以下の写真はHost NameとIP Addressを同じ値にしたので、両方モザイクでぼかしてます。。分かりづらいですが。。

この状態で右上のSaveボタンを押して設定が完了です。これで1シーンの設定が終了するので、残り二つのシーンも同様に設定をします。
hostの部分は他のいろいろなPCに情報を送れるようなので、ボタン毎、スライダー毎に他のネットワークへ繋げるみたいですね。同一PCに送る場合は、本当に面倒くさいのですが。
今回のテストもそうなんですけどね。
この設定が終了すれば、iPhoneとSynVisum(シンビジューム)がiOSCで繋がります。
動くとやっぱり嬉しいですね。ただ、設定がいろいろと面倒くさいので、SynVisum(シンビジューム)に特化したiPhoneアプリを作成した方がやりやすいかもしれませんね。
antymark 松波
■関連リンク
ゴングインターナショナル http://www.gonginternational.jp/

コメントする