7月7日七夕の夜、VJBT氏オーガナイズによる「月光蝶」というイベントの第1回に、映像演出&ライブペインティングで参加してまいりました。

この「月光蝶」は、アンプラグドな演奏を主体にしたしっとりめのイベント、ということで、今回僕らはVJというよりも空間演出担当として参加しました。

↑VJBTさんのユニット「palette」。映像もBTさんが担当)
以前渋谷Croixでのパーティでも行った、「映像で部屋全体をラッピングする」というテーマを、今回は規模を大きくして実行することにしました。
Quartz Composerのパッチと、QuickTimeムービーファイルで素材をつくり込み、どちらのファイルも再生できるSynVisumというソフトウェアをMIDIでコントロール。

今回のシステムの目玉は、ムービングプロジェクター、DL.1。
ArKaos MediaMasterのレビューでご紹介した、有限会社ゴング・インターナショナルさんより、この「動くプロジェクタ」DL.1を2台お借りして、映像ラッピングシステムの中核に据えました。
再生系統も、ちょっと特殊なカタチで組んでみました。

使用したプロジェクタは、DL.1を含めて計5台。1台をメインスクリーンに、2台を2Fからフロア下手壁に投射。そしてDL.1 2台で天井とフロア上手壁をカバーしました。
特筆したいのは、DL.1の操作系統。
通常DL1は、ムービングヘッド照明と同じように、DMXという規格の信号で操作されます。そのためにはDMXコントローラとして照明卓を入れる必要があるのですが、今回は「MIDIキーボード+Mac+DMXコントロールソフトウェア」というシステムで代用してみました。
こちらもゴング・インターナショナルさんから、「Doctor MX」というDMXテスター兼コントローラをお借りして使用しました。
このDoctorMXは、ソフトウェア内で設定したDMX信号を専用BOXから送出してくれるのですが、このコントロールをMIDI信号で行うことができるという点で非常にすぐれたソフトウェアです。おかげで照明コントロールのプロフェッショナルでなくとも、MIDIキーボードの鍵盤を叩くことでムービングヘッドのコントロールができてしまうわけです。
今回はDoctorMXにたくさん助けてもらいました、感謝!
チェロの独奏からピアノ弾き語り、バイオリンもあればシンセもありと、ミュージシャンのみなさまもとても多彩。
HIGHの雰囲気もよく、来場者のみなさまにもいいお酒を飲んでもらえたと思います。
さて、今回ぼくらは、白山からんさんというアーティストの方と一緒に、「ライブペインティング×映像」パフォーマンスも行いました。
白山からんさんはイラストレーターでもあり女優でもあるという多才な方で、しかも超元気でパワーのあるアーティストさんです。
実は僕らantymarkと彼女で、かねてから水面下でこういったコラボの実験を繰り返していまして、現時点での中間発表という感じだったのですが、これが実にステキな感じになりました!

大きなキャンバスにからんさんが描く、生命力あふれる花。そこに差す光。そしてキャンバスの一部分がびりびりと引き裂かれ、そこには光の粒子が流れ...
ぜひ、みなさんにお見せしたい!トップの写真がそれなのですが、アーカイブ映像が完成したらぜひ動画でご覧ください。
まだまだ進化させられそうなこのコラボ企画。
カランさんと仲良くケンカしながら進化させていきます、乞うご期待!
この日、VIPルームでは占いや、からんさんの絵もふくめて作品展示も行われていました。他ではなかなか見られない、多彩なイベントでした。
VJBTさん、出演者のみなさま、HIGHのみなさま、ゴングさん、そしてからんさん!みなさまありがとうございました!
antymark 赤沼
■出演
[Live]
小林 未郁/想イ溶けた琥珀はカリラ/左ききのゴーシュ/ palette
[展示]
仔鹿。/白山からん
[占い]
真央 侑奈
[映像]
VJBT/antymark
■使用機材
[プロジェクター]
HIGH END SYSTEMS DL.1
EPSON EMP-737
BENQ MP610
[PC]
MacBook Pro
MacBook
Mouse Computer WindowsノートPC
[MIDIコントローラー]
KORG nanoKONTROL
ROLAND PCR-M30
[DMXインターフェイス]
KUWATEC DoctorMX
■ソフトウェア
KUWATEC SynVisum
KUWATEC DoctorMX
ARKAOS GrandVJ
■関連リンク
有限会社ゴング・インターナショナル

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